みなさん、こんにちは。
株式会社TSOneでDXを進めているMです。

前回(ソフトウェア会社がDXしてみた(1))、ソフトウェア会社のDXの初手としてTechBlog始めました、ということをお話しましたが、昨年2020年12月のpvが3000と順調に右肩上がりで推移してます。

なので今年も頑張って続けよう、あわよくば更新頻度を上げてもっとpv増やそう、とこっそり考えています。

昨年2020年10月にTSOne初のサービスとなる「たびけん」をリリースしました。
「たびけん」は団体旅行を取り扱う旅行会社向けのサービスです。


たびけん - 新しい旅のエチケット
https://www.tsone.co.jp/itservice/tabi-ken

新しい旅のエチケットとして、旅行の際に
・旅行当日に37.5℃以上の発熱がないこと
・旅行出発日より2週間以内の海外渡航歴がないこと
等の確認をきちんと行うことにについて、旅行参加者より同意を取得する必要が出てきました。

たびけん導入前は書面の同意書を作成して、お客様より回収する、という方法の運用でしたが、
・書面の管理が大変
・回収した同意書が全員分揃っているかも別に管理しなくてはならない
と旅行会社の手間が大幅に増えるという状況がそこにはありました。
旅行自体が少ない状況であれば不可能ではないオペレーションです。
ただし、アフターコロナで旅行数、客数が従前のように戻った時、そのオペレーションが破綻するのは目に見えて明らかでした。

私たちは旅行会社よりヒアリングした情報をもとに、

  • 旅行参加者が自分がもつデバイス(スマートフォン等)から簡単に同意が可能なこと
  • 同意に関わるオペレーションが旅行会社に集中しないよう、旅行幹事と作業を分担すること
  • 旅行会社、幹事が旅行参加者の同意状況を確認できること

という要求を導き出し、「その旅行に関わる、全ての人のひと手間を集めることで楽しい旅行にしてもらう」というコンセプトのもとに「たびけん」をリリースしました。

リリース前のPoC(実証実験)含め、リリース後も導入企業の状況と要望をヒアリングしながらよりよいサービスを目指しています。

改めて振り返って思うことは、

  • 自社のサービスとすることで顧客のニーズに対して即応できる
  • 小さな失敗の積み重ねがサービスを成長させている実感がすごい
  • 顧客のほしいものは顧客の中にやっぱりある(仮説を立てるのももちろん大事だけど、ユーザの反応みるのはもっと大事)

今でこそテレビでもDXなんてキーワードが出てくるけど、結局のところDXってAIとかIoTとか使うことじゃない、って改めて思います。
私たちはDXの価値観を「アジャイルマインド」だと思っています。
まず試せる状況を作り、すぐに試す。試した結果をもとに改善を繰り返してよりよいものを作り上げていく。
これは終わりのない取組みでとても大変だけど、だからこそやる価値のあるものだと思っています。

全ての業種、業態でオフラインをマージしたオンライン(OMO)という新しい事業領域に対して、どのような事業を作り上げていくか、
ということが求められていますし、それを成し遂げるのがDXだと思います。
私たちはお客様の要求をきちんと拾い、お客様に伴走しながらDXを進めていきます。


DX推進サービス
https://www.tsone.co.jp/itservice/dx-promotion

是非ご相談ください!